イメージ戦略
前橋市長再選の勝因は、『おそ松くん』に登場するハタ坊を実写化したみたいな県知事が、ネチネチ中傷を繰り返す余計な援護射撃に因るものだと分析されています。ラブホ市長は、ひたすら罵倒された弱い女性に徹しました。ここに、水戸黄門でよくある悪代官と町娘みたいな図式が成立したのです。過去よりも今が大事、世間は常にアップデートしていきます。
働く女も負けていません。
これまでは、期末試験の当日に「昨夜は早く寝てしまった」と嘯(うそぶ)くのが定跡でしたが、あえて「徹夜した」と言い切るのが新しい。体力的に劣るハズのか弱き女性が男社会に負けず頑張っているという演出は、午前三時からの会議開始でコンプリートしました。質の評価はよく分からんけど、ボリュームで表せば賛同を得られやすいってことです。働いてるなぁ、こっちは寝てるのにエライとなる。
しかしながら、今まで籍まで入れて一緒に暮らしていた同志が、手のひら返しで再婚を突き付けてきた。これは、想定外です。
だけど、新党の最大の弱点がビジュアルであるってとこ、見逃しませんでした。「仮にも一国の総理ですよ、みなさん」と言わんばかりに「私を選ぶか野田さんにするか斎藤さんか」究極の選択を迫り、石破首相のおにぎりシーンまで想起させるような追い詰め方が、シビれます。さりげなく痛いとこを突くのが孫子の兵法。文案作成は電通ですね。きっとそう。
「私と仕事、どっちが大事なの?」と迫られたアホな国民は、どうしてこんなことになったのか後先深く考えず、「もちろん、お前だよ」と取り繕う。この場合、時間を与えないというのが大事なポイントだと。ホントは違うのにね。
で、これまでの柔和ムードを一変させたのが新井貴浩です。球界において、こういうキャラ変は記憶にありません。
まるで睨めっこでも始めたように、笑顔を封印しました。
ヘラヘラしてると、選手よりもファンに舐められるってことに気づいたようです。
いいんじゃないですか? 上手くいっていないときは、やり方を変える。見返してやりましょう。