天才は忘れたころにやって来る

イジメを助長するような無自覚で行儀の悪い文章を書かないよう気をつけます。明るい気持ちになっていただければ幸いです。

エラいのは誰?

ドリームキャッチャー

「兄達は頭が悪いから東大へ行った。自分は頭が良いから将棋指しになった」

これは、米長邦雄永世棋聖が残した名言ですが、確かに羽生善治は高卒、藤井聡太に至っては高校中退ですからね。将棋の世界では、学歴なんてまるで関係ないと思われています。大学へ通うのは、大切な時間がもったいないと。

だけど、わざわざ言うのも気にしている証拠です。今更、どうにも変えられないけど、悔しいと思うのが学歴コンプレックスです。


その一方で、大相撲では近年、大卒の割合がグーンと高まっています。

無理編にゲンコツの世界に飛び込もうとはなかなか思わない。高校や大学の名門相撲部には、優待生制度がありますしね。

しかしながら、肉体的には25歳ぐらいがピークと言われる世界なので、その生き方は遠回りなんです。昨年の三月場所で新入幕にも拘らず、いきなり優勝した尊富士にしても既に26歳。今場所優勝の琴勝峰もです。つまり、大学なんかに行ってるうちに、旬の時期を通り過ぎようとしています。その結果、大関になるころには下り坂で、てっぺんまで辿り着けないのが見えるような。朝乃山、正代、御嶽海がそんな感じですからね。

そもそも中卒と高卒と大卒とが混在してる業界ってのが珍しい。てか、ほかにないんじゃないですかねぇ、そういう社会。

相撲界では、番付こそが絶対で、先輩も後輩もない世界なんだけど、それは現役時代の話であって、その常識のまま親方になると、新たな価値観を前にして混乱します。

貴乃花や朝青龍や日馬富士、それに白鵬らは、土俵で無敵だった故にメチャクチャ嫌われていましたが、取り巻きのお世辞に守られていたので、そのことに気付いておらず、万能感を抱えたまま引退していきました。大人になってまで、ライダーキックをかましているような、そんなイメージです。


同じく中卒の北勝海はバランス感覚に長けていて、周囲への目配りを怠らず、理事長まで上り詰めます。

だけど、偉くなればなるほど、学歴のハンデを感じるようになる。それは、周りがじゃなくて、自分がなんですけどね。学歴ってのは、引退後に人間関係で役に立つってこと、世界の広がりが違うのを身に沁みたりします。

そして、モンゴル人との明らかな価値観の違い。さらには、コンプライアンス攻撃によって、軽々しく物が言えません。

いやいや、学歴が大事だと言ってるんじゃありません。出自が違いすぎる人が集まると、立場の違いが複雑すぎて、判断が難しくなるってことなんです。


プロ野球の場合、どうなんでしょう?

例えば、監督になることが出世の頂点だとして、大卒組が新井・阿部・高津・小久保・岸田・西口、高卒組が藤川・三浦・井上・吉井・新庄・三木。ちょうど半々でした。学歴がさほどハンデとなっていないのが分かります。

名門高校で野球一筋だと人間関係の偏りが極端なので、卒業後の人生はその人次第。そこからも学び続ける姿勢があれば、学校なんて関係ないと言えるんでしょう。

だけど、トップに立ったとき、学歴が気になるってことはあるかもしれません。人間関係は難しい。


選手間では、年齢がベースとなります。エースだろうが、四番だろうが、先輩は先輩。番付は関係ありません。

とは言うものの、先輩が先輩らしい仕事をしていなかったら。後輩が生意気な態度を取り続けていたら。そこへ、監督の起用が絡んでいたら…。

コーチの年俸が選手よりも低かったりしたら、それはもう甘くみられるような気がするし、サラリーマン社会にはない価値観です。

いろいろややこしくなるプロ野球の世界。番付で全てが決まる方が、マネジメントする側は楽なのかもしれませんね。

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